実際にお葬式の費用はいくらかかるものなのでしょうか

いつ、どのタイミングで葬儀を執り行わなくてはならないのかわからないことがほとんどでしょう。いざというときのために、お葬式にかかる費用について確認しておきましょう。

お葬式の費用の全国平均額とは

お葬式にかかる費用の全国平均額はおよそ200万円といわれています。「そんなにかかるのですか!?」と驚かれる方もいらっしゃいますが、実際にはそこまでかからない場合もあります。それぞれのご家庭で準備できる金額というものがあります。大切なのは、故人様を見送るお心です。どんなお葬式にしたいかという希望をきちんと考えて、それを実行できるお葬式会社を見つけることで、金額は変動することでしょう。

お葬式の基本費用について

葬儀にかかる費用は大きく分けて3点あります。ひとつは葬儀一式費用、もうひとつは飲食接待費用、そしてお坊さんへのお布施です。一点目については全体の費用の半分以上を占めるため、お見積もりの段階でしっかりと考える必要があります。二点目には全体の2~3割、三点目のお布施は全体の2~3割と考えておきましょう。二点目の飲食接待にかかる金額については、どれだけの参列者がいらっしゃるかによって増減しますので、一概にはいくらということはできません。お坊さんへの支払い、つまり宗教者への支払いについては、お寺に訊くと「お気持ちで」と言われることもあるかもしれませんが、地域によって相場があるようなので確認しておきましょう。

葬儀社の選び方について

お葬式にかかる金額を節約しようと考えると、葬儀社を一社見ただけで決めるのはよくありません。まずは、どんなお葬式にしたいか自分の希望をまとめましょう。どうしても節約を重視しなければならないという場合でも気にする必要はありません。心を込めて、できる限りのことをして、後悔のないお葬式をすることが大切です。自分の希望を聞いてくれそうな葬儀社を2~3社ほどに絞ったら、それぞれに話を聞きに行きましょう。お見積もりや、自分の希望を聞いてくれるかどうかといった姿勢を見ていると、どこにお願いすると良いか自然と見えてくるはずです。

葬儀一式費用の内訳とは

葬儀一式にかかる金額の内訳は非常に多岐にわたります。飲食接待費を除いて、祭壇花や遺影写真、ドライアイス、御棺などがあります。霊柩車や出棺バスも当然見積もりに入ってきます。葬儀社は、当然事前にそれぞれどのくらいの費用がかかるかという見積もりを出しますが、実費は変動することがあります。ドライアイスが実際よりも多く使わなければならなかったり、安置料が変わったりして、思っていた金額と異なることもあるということを覚えておきましょう。

飲食接待費用も変動する可能性があります

当日の実際の参列者の人数によって、飲食接待にかかる金額も変動します。お通夜のお料理、朝食、精進上げなどのお料理の他、返礼品の数も変わってくるでしょう。

葬儀費用についてもっと詳しくご説明します

お葬式で実際にどのようなものを準備しなければならないのか、ここで詳しくご紹介しましょう。まずは、葬儀一式費用の内訳についてです。こちらは担当する会社そのものが準備する内容です。まず、祭壇、お柩があります。祭壇には白木祭壇や花裁断などの種類があります。柩は身長や体重によって料金が異なります。次に、寝台ふとん、ドライアイスがあり、寝台ふとんはドライアイスによる結露を吸収する役目も果たします。枕飾り、白木位牌、遺影写真、骨壷といったものも準備します。故人様のお身体を清める湯かん、納棺用品、エンゼルフラワー(祭壇に飾るものだけでなく、最後のお別れのときに枕元に置くものも含みます)、祭壇に備える供物、仏具があります。他に、お葬式を執り行う上で受付事務用品や看板、会葬礼状、お葬式後に自宅に飾る祭壇も準備することになります。お葬式を担当した会社には、企画運営費、その他人件費を支払うことになるでしょう。場合によっては、事務手続きなど自分でできない部分を手伝ってもらった場合にその料金がかかります。

葬儀一式費用のなかの実費部分について

実費部分とは、お葬式を担当する会社がほかの専門業者に依頼して、料金を建て替える部分のことです。例えば寝台車は、病院などから安置場所やお葬式場までの搬送を行うものですが、こちらは専門業者にお願いすることになります。他に専門業者に委託するものとしては、霊柩車、マイクロバス、式場使用料、可送料、火葬場控え室の料金などがあります。安置料に関しては、日割りで追加料金が発生することがあることも覚えておくと良いでしょう。お通夜では料理を振舞うことがありますが、こちらも実費に含まれます。精進落としといった、繰り上げ法要後に家族や親族に出す飲食費などもあります。料理の代金に含まれていることもありますが、配膳係への料金が発生することがあります。また、お葬式に来てくださった方々への返礼品や、搬送者の運転手などお葬式を執り行うのにお世話になった方々へのお心付けを用意することになります。返礼品やお心付けについても状況によって変動するので、大体どのくらいの人数が参列してくださるのか、誰にどのくらいお心付けをするのかを考えておいたほうが良いでしょう。

葬儀にかかる費用を抑えるとしたら

お葬式にかかる費用をもっとも左右するのは参列者の人数です。参列者が多い場合、それに合った広い会場を準備しなければなりません。祭壇も大きくする必要があります。規模が大きくなればなるほど料金が上がっていくのは想像に難くないでしょう。また、地域によってはお通夜のお料理を弔問客に振舞うため、その料金も人数分上がって行きます。お葬式にかかる料金をどうしても抑えたい場合は、まずはお葬式の規模を小さくすることを考えましょう。家族や親族だけで執り行うという方法もあります。また、お葬式に使用する柩や祭壇、遺影写真には、実はランクが存在します。ランクを自分の希望に合ったものに変えることによって、ぐっと料金を下げることができるでしょう。遺影写真のランクについては、白黒よりもカラーのほうが高額となっています。また、霊柩車にも、国産車なのか高級外車なのかなど車種によって料金が変わります。柩のランクの例としては、桐柩、布柩、天然木柩の順にランクが上がって行きます。どのランクで十分心の込もったお葬式ができるか考えてみてください。

葬儀にかかる費用のまとめ

お葬式にかかる料金総額は、「お葬式を担当する会社に払うお金プラス実費プラスお坊さんへのお布施」です。それぞれ細かく分類されていますが、料金を抑えたいところについてはしっかり抑えて、料金をかけても故人様や自分のためにやりたいことについてはしっかり行うことを考えて、選択していきましょう。もしも、お葬式を担当する会社にお葬式を「一式何十万円」などとまとめて書かれていることがあったら内訳をきっちり聞いておいたほうが無難です。お葬式の費用は変動する部分があるため、あらかじめ見積もりをきちんと把握しておくことは欠かせません。お葬式に呼ぶ弔問客の人数を考えて準備をしていきましょう。お布施については、地域の相場を地元のお葬式会社かお寺指定の石材店などで確認しておくと良いです。最後に、お葬式は料金よりも故人様を悔いなく見送ることが大切です。後で自分が困ることがあっても故人様は喜ばれないでしょう。後悔しないお葬式を考えてください。